とうとう最終回がきてしまった。
春馬君は冒頭にお布団に寝ているシーンだけでした。。。
3話までしか撮れていないとはわかっていたけど、もしかしたらどこかで出てくるかも?とかすかに期待しながら観たけど、結局これだけ。
ゴロゴロピッカーンからのキスの翌日、朝早くから慶太は出かけていて、会社は無断欠勤。
これもう少し何とかならなったのかな?
例えば、玲子には何も言わず出かけたけど、経理部には有給休暇の連絡が入っていて、「おもちゃのアイデアが浮かんだから、それを具体化するためにある場所に行きたいから、1泊旅行に行ってくる。」と慶太が言ってたよ。と経理部上司に言わせるとか。
ラストの慶太が帰ってきたらしい音、「ただいま~」と能天気な声が聞こえてきそうだけど、そこはなしでも仕方ない。
三浦春馬がこの世にいないのだから、帰ってきたっぽいという匂わせでも、下手に慶太の声だけ後から付け足すのも変だし、それはそれで潔い演出。
ただ、だとしたら玲子のちょっと微笑んだ顔のアップは要らなかったかな。
猿彦だけが慶太だと認識してブーンと寄っていくだけにして、その方が観る方に想像させて余韻が残ったのでは?
慶太ママ、パパ、玲子ママのセリフは猿渡慶太ではなく、三浦春馬に対しての思いを言ったように感じた人が多かったはず。
みんな泣いたよね。。。
亡くなってからも、太陽の子、コンフィデンスマンJPプリンセス編、カネ恋と出演作が続いていたから、ファンとしてはイマイチ実感がわかなかったけど、もう春馬君はいないんだ、新しい三浦春馬を見られないんだという喪失感がじわじわときて、涙が出る。
そして、やっぱりカネ恋さえなければと、どうしても思ってしまう。
春馬君はプロだから、猿渡慶太を見事に期待以上に演じ切っていた。
でも、どうしても何が何でも三浦春馬でなければ!という役ではなかった。
確かに今まで演じたことのないコメディの憎めない御曹司役だったけど、30歳の芸歴17年の俳優が挑戦する役ではないよ。
他の若手俳優で十分。
行定勲監督が春馬君をキャスティングしたくて何度もオファー出したけど、スケジュールが押さえられなかったと話してたね。
これ春馬君は知っていたのかな?
自分と一緒にやりたいと言ってくれて何度もオファーされているって知っていたら、そっちを優先するように事務所やマネージャーに言わない?
事務所にブロックされていたのかな?
売り出し中とか駆け出しのタレントならいざしらず、馬君ほど事務所に貢献したタレントが自分の仕事を選べないって・・・
カネ恋とHuluドラマさえなければ、コロナ自粛明けの夏は歌に専念させて、MステとFNS歌謡祭にNightDiver生パフォーマンを披露して、去年に続きまたまた話題になったはずなのに。
その流れでショーケースライブも絶対成功していた。
サーフィンしてリフレッシュしたり、NYやロンドンに行って観劇にレッスンと12月のミュージカルに向けての準備する時間もたっぷり取らせてあげたかった。
だって、「イリュージョニスト」は世界初演で海外の一流スタッフたちと一緒に仕事するんだよ。
完璧主義の春馬君なら人並み以上の努力をして、準備して、練習して、初日を迎えたいと考えるはず。
そしてイリュージョニストが成功すれば、ブロードウェイやウエストエンドへの道もおのずと開けるはずだったのに。
なんで事務所はこんな仕事の入れ方したの?
「こんな夜更けにバナナかよ」も別に春馬君じゃなくていいんじゃん。
本人のストイックな性格と憑依型の役者なら、スケジュールに余裕がないと潰れちゃうでしょ。
あんなに激ヤセしているのに、マネージャーを始め事務所の誰も気づかなかったわけないでしょ。
どうして誰も親身になって春馬君の体を心配してケアしてあげなかったの?
こんなことになるなら、むしろ春馬君に倒れてもらって緊急入院してほしかった。
いくら本人が大丈夫です、頑張りますと言っても、ストップさせてほしかった。
五右衛門ロックの春馬君は業界関係者の間でものすごい評判になって、いろんな人が観に来てたそう。
エンタメ業界関係者の評価は事務所上層部の耳にも入っていたよね?
こんなにありとあらゆるものに恵まれている、まさに神様に選ばれた俳優をどうしてこんな使い方、売り方するのだろう?
春馬君は独立したかったらしいけど、それなら彼の望むように仕事を選んでスケジュール調整してあげたら長い目でみたらその方が事務所に利益をもたらしてくれるのにね。
上場企業だから頭のいい人たちがやっていると思っていたけど、内情はそうでもないみたいだね。
あとは映画3本公開控えているだけになってしまった。
春馬君、あなたのいない世界は色あせて、何もかもが無意味に思えてしまう。
三浦春馬ほどの人が生きられない世界って、何だろう。