bittersweetlifeのブログ

人生にはいつか必ず終わりが来る。だから、Life is beautiful.

Netflix 三体

 「我々の文明は、自分たちの問題を自分たちでは解決できない。」

 

これを否定できる人が地球上にいるだろうか?

 

世界を見渡せば、相変わらず人類はどこかで戦争していて、飢餓は解消されず、貧困に苦しむ人は無くならず、独裁政治の下に迫害され投獄され、理不尽に命を奪われる人々がいる。

 

文化大革命時代に父を糾弾され殺された葉博士が地球以外に存在する三体なる未知の生命体にメッセージを返答したことから始まる。

 

葉博士は自分たちで解決できないのなら、宇宙の未知なる人類よりはるかに高度な文明をもつ三体に委ねるしか方法がないという結論に達して、大富豪の息子マイクと共に三体に傾倒していくのだが、その二人を結びつけるキーワードが、

 

「自然界のあららゆることは、すべてつながっている。」

 

まさにその通り。

 

それに気づかない人間は、三体から「虫けら」と呼ばれても仕方ない。

 

自然破壊、環境汚染、地球温暖化問題がどれほどの危機か提起されても、経済的利益優先で全くもって改善の兆しがない。

原子力も核廃棄物をどう最終処分するのか出口が決まらないものをどんどん進める。

見て見ないふり、問題解決を先送り、問題を解決する気もない有様。

もうこうなったら人類以外の生命体に征服された方がいいかもという気にもなる。

 

三体は人類との共存を目指していたけど、

 

「人間は嘘をつく」

「人間は恐ろしい」

 

そのように理解して、マイクと三体信者は全滅。

 

確かに人間は嘘をつく。

 

それも自分を利するために。自分さえよければいいという利己心。

 

そして人間は自分の利益ために他者の命を奪うことすらやる恐ろしい生き物。

 

今現在もウクライナ戦争は続き、イスラエルはガザを攻撃する。

 

Netflixは中国国内は視聴できないよね?

ドラマの文化大革命の様子を見たら、民主化運動に火がつきかねないのでは。

あえてそれを狙っているのだとしたら、FacebookTwitterアラブの春の呼び水になったように、Netflix共産党支配に小さな楔を打ち込めるのかな?

 

科学者を次々に抹殺していくところは、コロナワクチンとかWHOがやろうしている有無を言わさない支配を暗示しているのかな?

 

地球的規模でみれば葉博士の考える通りなんだけど、日本国内でも同じこと。

 

日本人は少子化を止められないし、真剣に止めようともしていないし、解決する気もない。ただただ政府の言うがまま流されるだけ。

 

日本だけが30年間給料が上がらなくても、税金と社会保険料で五公五民まで手取りが減っても、GNP世界4位に転落しても、ジェンダーギャップが低くても、年金が減らされて死ぬまで働かなくてはいけなくなっても、自分の頭で考えないし、選挙にも行かない。

 

パンとサーカスを与えられて、思考停止状態⇒虫けら

 

岸田総理と自民党をみていたら、その自民党を当選させる国民、投票に行かない国民ではもう無理なんじゃないか。

 

こうなったら三体=アメリカに統治してもらって、51番目の州になった方がまだマシなんじゃないかと考えてしまう。

 

シーズン2がある終わり方だったけど、示唆に富むドラマだったなぁ。